【お薦め本】ドラクエが教えてくれた営業でいちばん大事なこと
今日は、本を一冊ご紹介します。今日発売の本です。タイトルは、『ドラクエが教えてくれた営業でいちばん大事なこと』。
- 作者: 服部隆幸
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/09/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こちらの本は、僕がお世話になっている服部隆幸さんが書かれた本です。服部さんは、顧客戦略、OnetoOneマーケティング、営業プロセス改革、営業構造改革などの分野で、日本の第一人者として知られている方です。加えて、最近ではiPadを活用したCRM「iBREA」を考案し、時代の転換期を見通した新時代の営業支援システムであると、製薬業界やインダストリー業界など、多くの大企業から注目を集めていたりもするんですね。
さて、そんな服部さんの新刊『ドラクエが教えてくれた営業でいちばん大事なこと』ですが、まずタイトルにビックリですよね(笑)。「ドラクエと営業のどこが結びつくの?」と思われる方も多でしょうけど、実はドラクエと営業は、かなり似通ったところが多いんです。
現在は正に時代の転換期です。国内市場は人口減少に少子高齢化、モノと心の両面の成熟化により、何もしなければ、市場がどんどん縮小していきます。こうした時代において、企業は新しい「営業の型」を探し求め、右往左往していますよね。そして、営業員個人としても、これから将来に向けて、そして世界で通用する人材になるために、何を身につけたら良いのかが分からないでいると思います。これは、多くの企業、業界、そして個人で当てはまるのではないでしょうか。
そんな若い人たち、そしてそうした若者を教育する立場の人たち、さらに企業としての経営の方向性を考える経営幹部の人たちに向けて書かれたのが、こちらの本になっています。本書は、ドラクエを例に上げながら、日本の営業が進むべき道、営業マネージャーがやるべきこと、若い営業員が身につけるべき能力を分かりやすく解説しています。
そして、本書はビジネス小説ですから、営業という仕事が、ドラクエをはじめとしたロールプレイングゲームと密接な関わりがあったり、さらにそれがiPadととも連動したりというのはいったいどういうことなのか、ドラクエをプレイするように謎を解きながら読み進められて、そういう意味でもおもしろいかもしれません。もちろん、ドラクエをやったことが無いという人でも、十分楽しめると思います。
主人公は、石垣島出身で20歳の新入社員の女の子、「稲嶺うらら」。うららと一緒に、ドラクエに隠されたヒントを一つ一つ読み解き、皆様の営業や経営に活かしてみてはいかがでしょうか。
なお、今回はこの本の出版にあたり、FacebookページやTwitterも開設しているようです。発売後は、こちらで著者の服部さんとも気軽に対話できるみたいなので、読まれた方は、ぜひ感想や意見などを気軽に投げ掛けてみるのも良いかもしれませんね。