3月12日に訪れた不安
あの日から2年目を迎えた今年の3月11日が明けた12日、12日が明けた途端に、僕は何だか言い様がない不安な想いに駆られた。怖くなった。それから3日経って、今はそんな心境ではないのだが、あの時の恐怖や不安は何だったのだろう。
3年目の3月11日を迎えても、また進展が無いかもしれないことへの不安なのか。自分が何もできないことへのもどかしさや自信の無さの現れなのか。
でも、現地の人たちは、こういう心境を毎日感じているのかもしれない。それを忘れるために、毎日々々必死に、今できることや眼の前のことに向かい続けているのかもしれない。
僕はそんな不安を感じながらも、毎日そんなストレスと闘いながら、毎日それに打ち勝ち続ける人々を想像し、恵まれた環境に暮らしながら、何もできずに勝手に不安を覚える自分を恥じた。