新幹線の車窓から福島を眺めて

今日はこれから実家である福島県南相馬市に帰ります。明日が実家の3回目の一次帰宅で、今回は僕も両親に同行することにしました。3.11以降、初めての故郷です。実家に前に帰ったのは、昨年のお正月ですから、結構久しぶりです。


震災以降、故郷の存在は日に日に大きくなっていきました。故郷のことをもっともっと知りたいと思うようになりました。そして、故郷が自分にどう影響を与え、自分の心をどれほど支配しているのかを考えるようになりました。


そんな想いが募って帰る故郷ですが、やはり心境は正直複雑です。帰りたいというワクワクする気持ちと、愛する故郷が無残な姿になっているのを見るのは怖いという気持ちと。当然ながら、こういう気持ちで迎える帰省は初めてです。


2012年の3.11も近づいてきましたが、その日に向けて僕がまずするのが今回の帰省です。変わり果てた姿の故郷かもしれませんが、それでも、僕はこれからの人生も故郷ともに歩んでいくわけで、まずは今回、故郷としっかり面と向き合ってきたいと思います。


すでに、警戒区域内も復興に向けて、除染やインフラ復旧作業が始まっていると聞いています。故郷を助けてくれるそういう方々に感謝して、早く故郷が復興することを祈るばかりです。


新幹線で栃木と福島の県境のトンネルを抜ければ、那須から吹き降ろす風に運ばれ、白河は猛吹雪です。そして、間もなく郡山です。いよいよ福島に来たなという感じがします。やっぱり魂が宿る場所にくると、ホッとするものです。皆様も良い休日を!