4段落の息抜き

 このところ、公私ともいろいろとやることが満載で、お盆休みもろくに取らずに夏を過ごした。気づけば、僕の大好きな甲子園の夏の高校野球も終わり、多くの夏祭りや花火大会も終盤に近づいて、夏の風物詩と呼ばれるものが一気に過ぎ去ろうとしている。一方、自然に目を向ければ、あの大震災に見舞われた後も、自然は一歩も止まることなく、時計の針を前へ前へと進めている。最近は、蝉の声が鳴り止んだ夜には、鈴虫やコウロギの声が聞こえるようになり、季節はもう既に秋に差し掛かろうとしている。


 こうして自然に時が進んでいく中で、僕の今年の夏は、慌ただしくも、結構充実したものになっている気がする。少なくとも充実感はある。やるべきことが多かったり、行くべきところが多かったり、会うべき人が多かったり、大切にすべきことや時間が多かったり、そんな毎日がてんこ盛りの日々は、自分にとっては実に楽しいものなのだと改めて気づく。そうこうしているうちに、ブログも1ヶ月近く書かないで過ぎてしまった。


 いま考えればもっとアウトプットする時間を作れたら良かったと思うが、それが今年の夏の心残りなのかもしれない。僕は、たまにこれぐらいブログを更新しない時期があるのだけれど、たいていは、アウトプットしたい衝動にかられて、またブログを書き出す。今回も正にそうである。慌ただしく、インプット多い時こそアウトプットもすれば良いのだけれど、そこまでできていないのが反省でもあるし、こうして心残りのような軽い後悔にもつながってしまう。毎日しっかりとブログを書いている人を尊敬しながらも、毎日とは言わずとも、見習わないとなと思う今日この頃である。


 というわけで、今日は久しぶりに少し時間が取れている。かといって、夏の慌ただしく充実した日々は終わったわけではなく、これからもまだまだ続く。これからの秋の季節は、そういうものを楽しみながら、いろいろとアウトプットもしていければと思っている。TwitterFacebookは、アウトプットは簡単なんだけれども、あっちへのアウトプットとブログへのアウトプットは僕の中では別物。文章を書くという楽しみも、ブログくらいの文章を書かないと感じられないように思う。そんなわけで、今日はいつにない文体でブログを書いたりして、ぎこちない言い回しを楽しみながら文章を書いた。この文章を書くわずか15分程度の時間が、自分にとってのちょっとした息抜きであることを噛み締めながら。