裏方にスポットライトを当てることの大切さ

 昨日は、従姉妹のダンスLiveに行って来ました。なんでも、高3の従姉妹が、昨日がラストLiveだということで、大雨の中ではありましたが、横浜まで見に行って来たのでした。僕は結構ダンスを見るのが好きで(自分ではできないけどw)、大学の時なんかも友達のダンスLiveには行ったりしてたんですけど、やっぱり久しぶりに見ると良いもんですね。何十年もやってそうなめちゃめちゃ上手いお兄さんから、3歳ぐらいの可愛い子たちまで、3時間弱と結構長めのLiveもずっと楽しめました。


 それにしても、ダンスとかを見るといつも思うんですが、もちろん舞台に出ているダンサーの人たちもすごいんですけど、裏方の人たちってもっとすごいんじゃない?と思ってしまいます。音響や照明はもちろん、一瞬で舞台のレイアウトを変えたり、一瞬でダンサーの衣装を変えたり、さらには、Live前には衣装を作ったり、構成を考えたり、振り付けを考えたり、メンバーを選考したり等々、一つの曲目、一つのLiveの裏側には、相当なタスクが埋め込まれていて、それをこなすためのプロセスと役割がきっちりと決められているんだろうな、と。


 あれは、本当にすごいと思いますよ。もちろん、それはダンスの世界だけでなく、音楽の世界でも、ミュージカルでも、スポーツでも、僕らが普段行なっているビジネスの世界でもそうなんでしょうけど、ダンスのように一瞬に全てを掛けるタイプの裏方の下準備と、ビジネスの様な世界の下準備とでは、ちょっと質が違うような気もします。もちろん、ビジネスの世界でも、本当はそれぐらい真剣に質の高い下準備でサポートすべきなんでしょうけど、企業の仕組み上、なかなかそうはならないのが現状なのかもしれませんね。


 まあ、いずれにしても、裏方の人たちって、やっぱり相当大変ですし、かなり綿密にいろんなことを考えて実行していると思うんですよね。裏方はやって当たり前で、やらなきゃ台無しの世界ですから、普通にしてたら賞賛される場面なんてそうそう無いわけです。だからこそ、やっぱり裏方にスポットライトが当たる場面はとても重要ですし、実際にスポットを浴びさせてあげないととも思いますよね。その点、昨日のLiveなんかは、ラストにスタッフも含めて全員が舞台に出てきて、表に立つダンサーと裏方の一体感が素晴らしくて良いフィナーレだったんですけど、ああいう場面は本当に必要なことなんだと思います。


 今回は裏方についていろいろと書いてきましたが、もちろん、表で成果を見せたり、評価されたりするのはパフォーマーで、それは評価が眼に見える一方、評価への重圧もありますので、こちらも良いことがありますけど、大変なことも多いと思います。ただ、普段その評価さえ下されにくい、もっと言うと、良くない評価されることはあっても、良い評価はされにくい裏方はやっぱりスポットを浴びさせてあげないとダメですよねと、昨日改めて思ったので書いてみました。だって、昨日のダンスLiveの裏方の人たちは、本当に素晴らしかったですから。