これからの日本企業に必要なのは専門性か、忠誠心か
昨日から今日にかけて、ある方とツイッター上で、ダイアローグをした。テーマは、日本企業の人材育成について(下記がその模様をまとめたものです)。
夏からアメリカ留学の友達といろいろ語ってきた。就活はやっぱあっちらしい。専門的な知識や能力を発揮できない日本じゃ就活きついって。優秀なやつはこうやって日本から離れていくんだなー
加えて、日本は専門性を育む社員教育をしていない。だから、社内でだけ通用する人間しか育たない。そこからの脱却は、個人任せ。 RT @wasabi_jyouyu: 夏からアメリカ留学の友達といろいろ語ってきた。就活はやっぱあっちらしい。専門的な知識や能力を発揮できない日本じゃ就活きつ
専門性より忠誠心が重要視される会社がまだまだ多いんじゃ?ヘタに他社でも通用する専門性はかえって困るw; @kiyotoshiaraki 加えて、日本は専門性を育む社員教育…RT @wasabi_jyouyu: 夏からアメリカ留学の友達といろいろ語ってきた。就活はやっぱあっち…
2010-05-25 21:27:37 via web
ちなみに、困るのはなぜ? RT @YOKOHAMASAN: 専門性より忠誠心が重要視される会社がまだまだ多いんじゃ?ヘタに他社でも通用する専門性はかえって困るw; @kiyotoshiaraki 加えて、日本は専門性を育む社員教育…RT @wasabi_jyouyu: 夏からアメ
転職されるからでしょ? @kiyotoshiaraki ちなみに、困るのはなぜ? RT @YOKOHAMASAN: 専門性より忠誠心が重要視される会社…困るw; @kiyotoshiaraki 加えて、日本は専門性を育む社員教育…RT @wasabi_jyouyu: 夏からアメ
2010-05-25 21:40:23 via web
転職を良くないこととするならですね。日本の企業は、あらゆる部門を経験して、社内に精通した人が、昇進する傾向があります。 RT @YOKOHAMASAN: 転職されるからでしょ? @kiyotoshiaraki ちなみに、困るのはなぜ? RT @wasabi_jyouyu
そうなると、良くも悪くも忠誠心の強い人間しか残らない。でも、それじゃあ専門性は育たない。なぜなら、あらゆる部門を広く浅くなのだから。 RT @kiyotoshiaraki: 転職を良くないこととするならですね。日 RT @YOKOHAMASAN RT @wasabi_jyouyu
なので、プロが育たない。一方、海外では、 @wasabi_jyouyu さんの仰るように、専門性が大事であり、転職の度に、そのレベルが一段一段高くなっていくことも多い。 RT @kiyotoshiaraki: そうなると、良くも悪くも忠誠心の強い人 RT @YOKOHAMASAN
そして、このグローバル競争。専門性無くして、どうやって勝つのか。忠誠心は大事。でも、という話。 RT @kiyotoshiaraki: なので、プロが育たない。一方、海外では、 @wasabi_jyouyu さんの仰るように、専門性が大事であり、転 RT @YOKOHAMASAN
本当はそうあって欲しい。しかし残念な現実は性別・年齢差別>専門性 …orz @kiyotoshiaraki なので、プロが育たない。一方、海外では、 @wasabi_jyouyu さんの仰るように、専門性が大事であり、転職の度に、そのレベルが一段一段高くなっていくことも多い。
2010-05-25 23:32:31 via web
なので、グローバルで勝てないわけですね。でも、個人としてはいくらでも努力できますから。だから、やる人とそうでない人では、大きな差が付く。当たり前の話。 RT @YOKOHAMASAN: 本当はそうあって欲しい @wasabi_jyouyu URL
その前に、自社の社員がステップアップしていくのを応援してあげられない企業は、どうかと思うんですよね。日本はそういう企業が多いんでしょうけど。 RT @YOKOHAMASAN: 転職されるからでしょ? @kiyotoshiaraki ちなみに、困 RT @wasabi_jyouyu
受け売りですが、「自社に利益をもたらす程度の専門性であれば十分。それ以上の専門性は必要なし」。忠誠心>専門性 社内専門家はいつまでも「使われる人」 @kiyotoshiaraki 良くも悪くも忠誠心の強い人間し…RT @YOKOHAMASAN RT @wasabi_jyouyu
2010-05-25 22:01:09 via web
でも、それは会社が社員を最大限育てようとしてないじゃないですよね。誰も得をしない。何より顧客にとって最高ではない。 RT @YOKOHAMASAN: 受け売りですが、「自社に利益をもたらす程度の専門性で RT @wasabi_jyouyu URL
得をするのは会社。会社が最大限利益を出すことを考えている。顧客第一”ホントに”そうしてる会社は実は少ないと思います。 @kiyotoshiaraki …誰も得をしない。何より顧客にとって最高ではない。 RT @wasabi_jyouyu URL
2010-05-25 22:30:17 via web
@kiyotoshiaraki もちろん私もそれがいいとは思ってません。
2010-05-25 22:30:38 via web to @kiyotoshiaraki
#CPAJP ええ、ほとんど無いですよ。「お客様第一主義」の理念だけが一人歩きしていますからね。 RT @YOKOHAMASAN: 得をするのは会社。会社が最大限利益を出すことを考えている。顧客第一”ホ RT @wasabi_jyouyu URL
#CPAJP そして、顧客を第一にしない時点で、長い目で見て会社が最大限の利益を出すことはないと思いますし、結果、得もしないと思いますけどね。 RT @YOKOHAMASAN RT @wasabi_jyouyu URL
社内論理・政治で動いている… @kiyotoshiaraki #CPAJP …「お客様第一主義」の理念だけが一人歩きしていますからね。 そして、顧客を第一にしない時点で…@YOKOHAMASAN RT @wasabi_jyouyu URL
2010-05-25 23:27:08 via web
それと、単純にいわゆる総合職を育てているわけですね。 RT @YOKOHAMASAN: 社内論理・政治で動いている… @kiyotoshiaraki #CPAJP …「お客様第一主義」の理念だけが一人歩 RT @wasabi_jyouyu URL
社内ヒエラルキーでは総合職>専門職 @kiyotoshiaraki …RT @YOKOHAMASAN: 社内論理… @kiyotoshiaraki #CPAJP …「お客様第一主義」の理念だけが一人歩 RT @wasabi_jyouyu URL
2010-05-26 10:11:50 via web
そうですよ。日本企業はそうしようとしているんですから。でも、もうそんな時代じゃないですよ。時代遅れ。 RT @YOKOHAMASAN: 社内ヒエラルキーでは総合職>専門職 #CPAJP RT @wasabi_jyouyu URL
そして優秀な人は海外へ… @kiyotoshiaraki …個人としてはいくらでも努力できますから。だから、やる人とそうでない人では、大きな差が付く…RT @YOKOHAMASAN: 本当はそうあって欲しい @wasabi_jyouyu URL
2010-05-26 10:12:56 via web
@kiyotoshiaraki 一方その”専門”に何を選ぶかは重要。しかも時代に合わせて専門を変える必要が出てくることもある。
2010-05-26 10:22:41 via web to @kiyotoshiaraki
仰る通り。好みと得手不得手と、先見力と。 RT @YOKOHAMASAN: @kiyotoshiaraki 一方その”専門”に何を選ぶかは重要。しかも時代に合わせて専門を変える必要が出てくることもある。
これからの日本企業に必要なものは専門性か、それとも忠誠心か - Togetterですね!好き・得意・時代にマッチ、と3拍子揃うのが理想w; @kiyotoshiaraki 仰る通り。好みと得手不得手と、先見力と。 RT @YOKOHAMASAN: @kiyotoshiaraki 一方その”専門”に何を選ぶかは重要。しかも時代に合わせて専門を変える必要が…
2010-05-26 10:26:26 via web
日本企業は採用の際、総合職、一般職というな分け方で募集をかけているのは、皆様ご承知のとおりです。企業によって、その内容は様々かと思いますが、基本的には、総合職はあらゆる職種、勤務地を異動する可能性があり、一般職は事務や定型的な仕事、営業のアシスタント的な職で転居を伴うような異動は無いのが一般的かと思います。
そして、企業の組織の上にいく可能性が高いのが、この総合職。これが、今の多くの日本企業の実態ではないかと思います。昨日は、日本企業のこの総合職という職、人材の育て方ということに関して、ツイッターでダイアローグになったわけです。
日本企業は、これまで終身雇用の雇用形態であり、それ故、一部の職種を除いては、専門的スキルを高めることよりも、様々な職種を広く経験し、自社を知り尽くし、自社の人脈を構築していくことが推奨されてきました。そして、こうした部分に長けた人材が組織の上に上り詰めるというのが世の常だったとわけです。
しかし、日本企業のこれからを考えたとき、こうした人材育成の仕組みというのはいかがなものなのでしょうか。
総合職として、様々な職種を渡り歩く。このことが意味していることというのは、様々な職種を経験し、社内のいろいろな仕組みは分かるようになりますが、しかし、それは広く浅くなのであり、そうした中では、専門的なスキルなど身に付きようがないということなんですね。
そして、その専門性無くして、企業内総合職として育てられた人材はどうなるか。それは、企業内のことに関しては精通しているでしょうけど、一歩外に出たら、全く使えない。つまり、通用するのは自社だけで、他社では全く通用しない人間しか育たないというわけです。
特に、今の時代は、景気も不安定ですし、企業間の競争もどんどん激しくなってきています。ある日、突然のリストラ、倒産、なんていうことも珍しいことではありません。そうなった時に、個人の中にどこでも通用するような専門的スキルが無かったらどうなるのでしょうか。路頭に迷うほかないのは目に見えています。
そして、それに加えて、このグローバル競争です。海外に目を向けてみると、専門性を育む教育体制、風土がしっかりと根づいています。日本は、転職することを良しとしない風潮が強いですし、企業もあまり勧められたものではないというのが実態でしょう。
しかし、海外、特にアメリカや中国などでは転職など当たり前の事ですし、転職する度に専門的スキルと経験が上がり優遇されることが多いわけです。こうして、専門家集団を揃えた海外企業と、ジョブローテーションを繰り返すだけの企業内総合職集団の日本企業が、グローバルな競争をしたらどうなるか。そんなことは、勝負する前から勝敗が分かり切っているのです。
先日、ある方のブログかツイッターのつぶやきを見ていてビックリしました。少し前に、日本の主要電機メーカー9社(8社?)が総じて黒字を出したと新聞に載っていました。しかし、その9社の利益を合計しても、韓国のサムスン1社の利益にも満たないんだそうですよ。ビックリしてしましたよ、その事実に。
専門家を育てるのか、総合職を育てるのかには、議論があるでしょう。日本企業は、以前として年功序列、終身雇用の風潮が強いですから、忠誠心が大切だというご意見もあるでしょう。
もちろん、組織運営上、忠誠心、意思の統一というのは大事なことです。それは、その通りであり、日本企業の良さの一つでもあるでしょう。しかし、今は、国内だけで競争をしていて、企業経営が成り立つ時代ではなくなってきています。これからその流れは、ますます加速することでしょう。
そうしたグローバルな競争に放り込まれたとき、今のままでは、多くの日本企業は勝ち目が無いのではないかと思うのです。もちろん、企業がそういう風土になっていなくとも、個人的に、専門性の重要さに気づき、努力をしている方はたくさんいらっしゃいます。しかし、たくさんと言っても、それはごく一部なのです。
個人の努力ではなく、日本企業が、日本社会が国を上げてそういう体制にしていかなければ、はっきり言ってグローバル競争では勝てないですよ。後手後手に回るのが、日本の良くないところです。気づいたなら、気づき始めたなら、今こそ体制をシフトすべきだと思いますけどね。皆様はどうお考えでしょうか?