日記

駆け抜けた日々を超えて

年度末、新年度、最近は駆け抜け過ぎていて、毎日立ち止まっている時間が無かった。毎日、様々なことに向き合ってきているはずなのに、その日々はただただ過ぎ去り、振り返ると何も残っていないかのような感覚である。こんな感覚を持ってしまうと、果たして…

3月12日に訪れた不安

あの日から2年目を迎えた今年の3月11日が明けた12日、12日が明けた途端に、僕は何だか言い様がない不安な想いに駆られた。怖くなった。それから3日経って、今はそんな心境ではないのだが、あの時の恐怖や不安は何だったのだろう。 3年目の3月11日を迎えても…

「あの日」、そして「特別で“普通”の日」を経た今年の3.11

今日で2年です。昨年はこんなブログを書いていましたね。それからまた1年が経過し、結果的に言えば、やっぱり想定通りにコトは進まなかった。そういう1年であったように思います。 故郷・福島県南相馬市小高区は、この1年で「警戒区域」は解除され、自由に立…

明確だからこそシンプルになる

自分の中で整理できていないことを他の人に説明しようとすると、僕らはそのことに関して現時点で分かっていること、推測、希望、全部ごちゃ混ぜにして、とにかく情報量を増やそうとしたりします。でも、情報量が多いことと、相手の理解度は必ずしも比例しま…

起死回生のアイディアはどこから?

起死回生のアイディアは、どこから出るか分からない。このことを今日はすごく感じた1日でした。今日はあるミーティングがあったのですが、僕にはそのミーティングでどうしても決着をつけたい課題がありました。今日のこの場で、このメンバーで決めることに意…

新しいということ

今日はひょんなことからブログの引越しをしましたが、こうして全て一新されて気分が変わると、何だか気持ち良いというか、やる気も出てくるものです。この記事なんて、正にそのやる気が少し出ただけで書き始めましたからね。ブログの引越しも、かれこれ3回目…

ブログを引越しました。

こちらの2ndブログも、はてなダイアリーから、はてなブログに引っ越してみました。 正直、何が変わったのかはよく分かりませんが、これからもブログは続けていきますので、もしブックマークやRSS等にご登録していただいていた方は、お手数ですが改めてのご登…

Hi-STANDARDがEテレで特集されるという衝撃

つい2時間ほど前にEテレで放送されていた番組『ETV特集 届け!!! 〜ハイ・スタンダード 東北へのエール〜』をご覧になられた方はいらっしゃいますでしょうか。たぶん少数。それは予想がつく結果でもあります。 Hi-STANDARD、それは僕が中高時代、大変にハマっ…

戦争と震災

8月15日、今日は終戦記念日ですね。考えてみれば、子どもの頃は祖父母と同居していましたので、戦争の話も少なからず聞く機会がありました。その時代がどういう時代であったか、子どもなりにも頭の中で少しは想像できていました。 しかし、大人になり、こう…

そんなには必要でないもの

いわゆるお金持ちの人たちの中には、お金で満たされると、実際にはお金はそんなにはいらなかったと言う人がいます。つまり、お金で満たされた後に、お金はそんなにはいらなかったということに気がついたというわけです。こんなふうに、何かモノで満たされた…

「いいね!」の重さ

震災から1年3か月以上が経過しましたけど、未だに故郷の状況はあまり好転はしません。今年4月に、故郷・福島県南相馬市小高区は警戒区域が解除されましたが、除染やインフラの復旧はもちろん、津波や地震の後片付けさえ、まだまだこれからです。 こうして1年…

梅雨慣れ

今日(日付変わって昨日)の関東地方は一日雨でしたね。外出をしていて、こうも一日中、雨がシトシトふっていると、「もう勘弁してよー」と思ってしまいますが、今日のそんな雨を見て感じながら思ったんですよね。「ああ、まだ梅雨慣れしてないんだな」と。 …

“ゆとり世代”という逃げ道

昨日のフジテレビの『ライオンのごきげんよう』で、ゲストで俳優の岡田義徳さんがこんな話をしていました。 岡田さんは仕事柄、俳優の後輩から仕事の相談を受けることが多々あるそうです。当然ながら、岡田さんはそれを親身になって聞き、アドバイスや意見を…

報道されないものへのフォーカス

5月6日の竜巻被害以降、ニュースや天気予報では大気が不安定日には、「竜巻の恐れがあります。注意してください。」ということを必ず言うようになりましたね。昨日の夜なんかは、「雨戸をを閉めて、窓から離れた場所でお休みになってください。」、つまり、…

愛犬との別れ

今朝7時23分、実家の愛犬が息を引き取り、天国へと旅立ったそうです。5月15日が誕生日だったそうで、10歳を目前にしての旅立ちでした。 名前は『カーン』。ちょうど10年前ですから、日韓ワールドカップの年に我が家に来たわけですが、日韓ワールドカップとい…

言葉をどう捉えるかに、感情は入ってはいけない

人間は感情の生き物とはよく言われます。人間にとっては、感情が行動の最大の動機であるという人もいますし、感情が神経をコントロールしているという人もいます。それくらい感情に左右されるのが人間でもあるのでしょうし、その感情がかなり豊富であるのも…

なぜスタートラインに立つことが難しいのか

昨日4月16日で、僕の実家のある福島県南相馬市小高区は、警戒区域が解除になりました。震災から1年以上が経過し、ようやく自由に立ち入りができるようになったわけです。とはいっても、上下水道、電気、ガスなど、生活インフラは全てダメですし、除染もこれ…

考える時の考え方

皆さんは、一人で何かを考える際、例えばアイディア出しや企画を練る際は、どのようにして考えていますか?頭の中で完結させる人、PCやタブレットを使いながら創り上げていく人、人によっていろんなやり方があると思います。 ちなみに僕の場合は、紙(白紙)…

春が好き

春ですね。僕は春が好きです。 何が好きなのかと言われれば、やっぱり自然界に色がついていくのが好きなんだと思います。白梅の白、紅梅のピンク、そして東京では今が見頃の桜、その他にもハクモクレンの白、タンポポの黄色、オオイヌノフグリの水色、新緑の…

2012年3月11日という特別で“普通”の一日

3月10日、いま僕はこのブログを書き始めました。きっと、公開する頃は2012年3月11日に日をまたぐことでしょう。3月10日、1年前の今日のこの日は、みんな何事もなく普通の一日を過ごしていました。日々のありふれた営みがそこにはありました。3月11日の東日本…

“もし”という恐怖

今年の3月11日まで、もう残すところ一週間ですね。あれからもう一年が経つのかと思うと、本当に早いものです。もしかしたら、僕のこれまでの人生の中で、最も早いと感じる一年だったかもしれません。 さっき、ちょっと地元の画像を探していて、Googleでいろ…

Facebookによって変わるTwitterの位置づけ

最近はFacebookを始める人も多くて、私も日頃お世話になっている方から懐かしい人まで、いろんな人とつながることができました。そして日本では、Facebookユーザーよりも多いTwitterユーザーですから、おそらく皆さんの中にも両方のツールを使っている方も少…

原発20キロ圏内・福島県南相馬市小高区への一時帰宅を終えて

先日2月19日日曜日は、福島県南相馬市に警戒区域となっている実家の一時帰宅のため行ってきました。僕にとっては、3.11後はじめての帰省でした。前日の2月18日に福島へ向かう新幹線の中で思ったことをブログに残しましたが、実際に現地に行ってどう感じたの…

新幹線の車窓から福島を眺めて

今日はこれから実家である福島県南相馬市に帰ります。明日が実家の3回目の一次帰宅で、今回は僕も両親に同行することにしました。3.11以降、初めての故郷です。実家に前に帰ったのは、昨年のお正月ですから、結構久しぶりです。 震災以降、故郷の存在は日に…

Jリーグ発足のきっかけとなった川淵キャプテンの名演説

先日、スポーツジャーナリストの二宮清純さんの講演を聞く機会がありました。僕にとって、この二宮さんはぜひ一度はお目にかかりたいと思っていた方の一人でした。というのも、僕は大学時代にスポーツに関する学問を専攻していたもので、その時も二宮さんの…

これからの3.11

今日は2月11日で、もうあと一ヶ月で3.11から一年ですね。はたして早いのか、遅いのか。人それぞれ、早く感じる部分、遅く感じる部分があるのかもしれません。 こうして3月11日の日が近づいてきて、世間はその日に向けて、いろいろな試みをしていますよね。音…

成熟国家が抱える2億円のからくり

昨日はあるフェアに行って来まして、講演をぶっ続けで3本聞いたので、そのうちの一本について、少しメモを残したいと思います。もう一本も、そのうち書くかもしれませんが、それは後ほど。 で、その一本は東洋大学の松原聡教授の講演でした。皆さんは松原さ…

説明責任と思考

昨日は節分でしたね。皆さんもご家庭で豆まきをしましたでしょうか。我が家でも娘と豆まきをしました。そして、昨夜、娘と布団に入りながら、「今日は節分で豆まきをしたけど、節分って知ってる?節分はね・・・」みたいな会話をしたわけです。 昨日もそうで…

博学多才のための一点集中

ここ最近、村上龍さんが編集長を務めるメールマガジン、JMM(ジャパン・メール・メディア)を読んでいます。こちらでは、主に経済や金融の専門家の方々が、村上さんが出したお題(マクロ経済や金融のお題が多い)に毎週答えていくというメルマガなのですが…

外国人の「Yes」と日本人の「Yes」

先週行ったセミナーで、こんな話を聞きました。 アメリカ人は「Yes」か「No」かがハッキリしている。それに対して、日本人はもちろん本当にYesの意味で「Yes」ということもあれば、“Noの意味の「Yes」”もある。 “Noの意味の「Yes」”、おもしろい表現ですけど…